20世紀日本人名事典 「佐々木素雲」の解説
佐々木 素雲
ササキ ソウン
大正・昭和期の彫刻家
- 生年
- 明治25(1892)年3月28日
- 没年
- 昭和43(1968)年12月23日
- 出生地
- 秋田県
- 本名
- 佐々木 三之助
- 学歴〔年〕
- 東京美術学校(現・東京芸術大学)彫刻別科卒
- 主な受賞名〔年〕
- 秋田県文化功労章
- 経歴
- 明治44年上京し、米原雲海に師事。大正15年帝展に木彫「安痒」が初入選。また東京美術学校彫刻別科で朝倉文夫に塑像を学び、以後帝展に出品を続けた。昭和20年郷里に疎開、戦後もそのまま秋田市で制作活動を続け、上野の日彫展に作品を発表。傍ら地方美術の振興と文化財の保護に尽力、秋田県総合美術連盟の設立や県文化財専門委員などを務めた。代表作に「満州国皇帝勅額」「曹洞宗大本山総持寺後醍醐天皇等身像」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報