デジタル大辞泉
「米原雲海」の意味・読み・例文・類語
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よねはら‐うんかい【米原雲海】
- 彫刻家。島根県出身。本名木山小三郎。高村光雲に師事。また、絵を橋本雅邦に学ぶ。明治四〇年(一九〇七)山崎朝雲、平櫛田中らと日本彫刻会を結成。伝統的な木彫の立場に立ち、卓越した刀技によるすぐれた木彫作品を発表。代表作「仙丹」「旅人」。明治二~大正一四年(一八六九‐一九二五)
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米原 雲海
ヨネハラ ウンカイ
明治・大正期の彫刻家
- 生年
- 明治2年8月22日(1869年)
- 没年
- 大正14(1925)年3月25日
- 出生地
- 出雲国安来(島根県安来市)
- 本名
- 木山 幸太郎
- 別名
- 幼名=小三郎
- 経歴
- 大工をしていたが、明治23年上京し高村光雲に師事して木彫を、橋本雅邦に日本画を学んだ。25年光雲の代作をして日本美術協会展で「鸚鵡置物」が受賞。27年雲海と号す。28年第4回内国勧業博覧会に出品して受賞し頭角を現わす。洋風彫塑にも関心を寄せ、30年「ジェンナー像」を制作。31年東京美術学校助教授。40年平櫛田中、山崎朝雲らと日本彫刻会を結成。文展開設以来毎回出品し、43年以降文展、帝展の審査員。朝雲と共に明治期の木彫界の代表的人物といわれた。代表作に「仙丹」「竹取翁」「旅人」「寒山子」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
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米原雲海
よねはらうんかい
(1869―1925)
明治・大正の彫刻家。島根県安来(やすぎ)の人。高村光雲の門に入り、橋本雅邦(がほう)からは画技を学んだ。1907年(明治40)同門の山崎朝雲(ちょううん)らと日本彫刻会を組織、木彫による日本固有の彫刻美の発揮を志したが、以前より塑造にも興味をもち、1897年(明治30)には青年彫塑会に「土型(どけい)」と称して塑像を出品している。1907年着工した銅造の『ジェンナー像』(東京国立博物館)は、油土で小原型をつくり、木で等身の原型に拡大し、これを銅鋳したものである。文展開設以来毎回出品し、洋風彫塑に対して、日本の木彫に適した情趣ある表現に新生面を開いている。代表作に『寒山子』『仙丹』『竹取翁』『旅人』(1914・東京国立博物館)などがある。
[佐藤昭夫]
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米原雲海
没年:大正14.3.25(1925)
生年:明治2.8.22(1869.9.27)
明治大正期の彫刻家。出雲安来(島根県安来市)に生まれる。本名木山幸太郎,幼名小三郎。16歳で米原家の養子となった。初め塔大工などに建築彫刻を学び大工となったが,京都,奈良の古仏に感銘を受け,彫刻家を志す。明治23(1890)年上京し,高村光雲に師事。光雲の右腕と称された。27年より雲海と号す。内国勧業博覧会,文展などに出品。写実をもとに独自のデフォルメを加えて木彫人物像を得意とした。28年,東京美術学校(東京芸大)雇となり,30年まで勤務。40年,岡倉天心の指導により日本彫刻会を結成した。代表作に「仙丹」(東京国立近代美術館蔵),「竹取翁」(東京国立博物館蔵)などがある。
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
米原雲海
よねはらうんかい
[生]明治2(1869).8.22. 島根,安来
[没]1925.3.25. 東京
彫刻家。本名は木山幸太郎。幼名小三郎。初め宮大工を業としたが,上京して高村光雲に木彫を学び,1903年第5回内国勧業博覧会に出品した『幼児と林檎』が入賞し,木彫家として頭角を現した。 07年山崎朝雲,平櫛田中らと日本彫刻会を組織。東京美術学校教授となり,日本美術協会,東京彫工会の評議員としても活躍。 10年以後は,文展,帝展の審査員をつとめる。日本の伝統的木彫の正風を伝える理想主義的な作風。主要作品『仙丹』 (1910,東京国立近代美術館) ,『神来』『寒山子』『竹取翁』『旅人』など。
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米原雲海 よねはら-うんかい
1869-1925 明治-大正時代の彫刻家。
明治2年8月22日生まれ。高村光雲にまなぶ。明治40年山崎朝雲らと日本彫刻会をおこし,日本の伝統的な木彫美を追求した。文展・帝展審査員。大正14年3月25日死去。57歳。出雲(いずも)(島根県)出身。旧姓は木山。本名は幸太郎。代表作に「竹取翁」「旅人」など。
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米原 雲海 (よねはら うんかい)
生年月日:1869年8月22日
明治時代;大正時代の彫刻家
1925年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報