佐々木達治郎(読み)ササキ タツジロウ

20世紀日本人名事典 「佐々木達治郎」の解説

佐々木 達治郎
ササキ タツジロウ

大正・昭和期の物理学者



生年
明治27(1894)年8月25日

没年
昭和48(1973)年10月19日

出生地
岡山県津山

学歴〔年〕
陸軍士官学校〔大正4年〕卒,東京帝大理学部物理学科〔大正11年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和4年〕

経歴
大正4年陸軍砲兵少尉、12年東大航空研究所に入り、英国留学、14年帰国、昭和7年東大教授、16年少将(20年12月まで在籍)。その間学術研究会議物理学研究委員会委員、財団法人航空計数研究所長を兼務。27〜33年統計数理研究所長、統計審議会委員。応用数学航空力学航空計器計算機械を専攻、航空計器の開発で特許を得た。また連立一次方程式を解くアナログ型計算機を完成した。著書に「航空物理学」「航空計器」「等角写像の応用」「空気力学実験法」「計算機械」(共著)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐々木達治郎」の解説

佐々木達治郎 ささき-たつじろう

1894-1973 大正-昭和時代の物理学者。
明治27年8月25日生まれ。陸軍士官学校,東京帝大を卒業。昭和7年東京帝大教授となり,16年航空計数研究所長をかねた。同年陸軍少将。27年統計数理研究所長。航空力学の研究,航空計器開発および計算機の研究などで知られる。昭和48年10月19日死去。79歳。岡山県出身。著作に「航空物理学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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