佐伯子麻呂(読み)さえきの こまろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐伯子麻呂」の解説

佐伯子麻呂 さえきの-こまろ

?-666 飛鳥(あすか)時代の官吏
皇極天皇4年中大兄(なかおおえの)皇子にしたがって,蘇我入鹿(そがの-いるか)の殺害にくわわる。大化(たいか)元年古人(ふるひとの)大兄皇子の謀反の際にも,阿倍渠曾倍(こそべ)らとともに皇子とその一族を攻めほろぼしたという。天智(てんじ)天皇5年3月死去。名は古麻呂ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の佐伯子麻呂の言及

【佐伯氏】より

…宮城十二門のうち,西面中央の門が818年(弘仁9)に藻壁門と改称されるまで佐伯門と称されていたのは,佐伯氏が代々朝廷警衛にあたっていたその名を負ったものである。645年(大化1)の蘇我入鹿暗殺事件に佐伯子麻呂(こまろ)が中大兄皇子のもとで活躍し,また元明朝の709年(和銅2)佐伯石湯(いわゆ)が征越後蝦夷将軍に任命されるなど,7~8世紀には佐伯氏の武門としての伝統に応じた活躍がみられた。宮城警衛の任にあたる五衛府の督・佐となる者も多く,律令官人として行政面に活躍する者もあった。…

※「佐伯子麻呂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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