佐竹義明(読み)さたけ よしはる

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐竹義明」の解説

佐竹義明 さたけ-よしはる

1723-1758 江戸時代中期の大名
享保(きょうほう)8年11月5日生まれ。出羽(でわ)久保田新田藩(秋田県)藩主佐竹義道の長男。宝暦3年宗家の佐竹義真(よしまさ)の臨終に際して養子となり,久保田藩主佐竹家7代。財政再建のため銀札を発行したが,一門争いもからんで失敗した(秋田騒動)。宝暦8年3月18日死去。36歳。

佐竹義明 さたけ-よしあき

さたけ-よしはる

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の佐竹義明の言及

【佐竹騒動】より

…1755‐57年(宝暦5‐7)ごろに秋田藩主佐竹氏の世嗣問題と銀札(藩札の一種)の発行問題がからんで生じた事件。これを題材とした読本に《秋田杉直(なおし)物語》《秋田治乱記》がある。5代藩主義峰(よしみね)(1690‐1749)は分家の壱岐守家から宗家に入ったが,子に恵まれず分家の式部少輔家の義堅(よしかた)を養子にした。しかし義堅が死去したので義堅の子義真(よしまさ)(1732‐53)を養子にした。…

※「佐竹義明」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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