出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…しかし13世紀にアラビアではイブン・アンナフィースが肺循環について記載しており(《典範綱要》),おそらくこれがラテン語訳されてヨーロッパに伝えられ,16世紀にM.セルベトゥスにより,改めて肺循環説が提起された(《キリスト教の復活》)。またA.ベサリウス,R.コロンボは心臓の構造と肺循環の存在を明らかにし,A.チェザルピーノは体循環についても示唆し,ハーベーの血液循環説の前駆となった。心臓から動脈へ拍出される血流量は毎分約5l(安静時)から25l(激しい運動時)の範囲である。…
…肺呼吸動物では,心臓内景の改装(2チャンネル化)とともに,基盤となるえら呼吸型循環系の改装が行われる。すなわち肺呼吸が始まりえらを失うことで,えらの毛細血管網に代わって,心臓から出る動脈幹と背側大動脈を連結する大動脈弓が鰓弓に形成され,左心と背側大動脈が直結されることによりえら呼吸型循環系は,新たに肺呼吸型循環系の中の体循環系の部分として利用される(図7)。左心と右心の完全分離が行われることにより,肺呼吸動物の複雑化した循環系は,全体としては連続性脈管からなる閉鎖系で,左心(左心房と左心室)をポンプとする体循環系と右心(右心房と右心室)をポンプとする肺循環系が直列につながれ,追越しのきかない輪状循環路を形成する。…
※「体循環」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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