作用素(読み)サヨウソ

デジタル大辞泉 「作用素」の意味・読み・例文・類語

さよう‐そ【作用素】

一つ集合げんに対して、他の集合の元を対応させるときの規則、または操作のこと。演算子

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精選版 日本国語大辞典 「作用素」の意味・読み・例文・類語

さよう‐そ【作用素】

  1. 〘 名詞 〙 数学で、一つの集合の元を他の集合の元に対応させる規則、あるいは操作。たとえば、微分する、という操作は微分可能な関数の集合から、関数の集合への作用素であり、0から1まで積分する、という操作は連続関数の集合から実数の集合への作用素である。演算子(えんざんし)オペレーター

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百科事典マイペディア 「作用素」の意味・わかりやすい解説

作用素【さようそ】

演算子とも。写像同義で,特に定義域値域関数空間のときによくいう。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「作用素」の意味・わかりやすい解説

作用素
さようそ

演算子」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の作用素の言及

【関数解析学】より

…また連続関数の列の一様収束の極限は連続関数であるから,Cにおける収束とは関数列の一様収束のことであると約束することにより,ふつうのユークリッド空間における点列の収束と同様な取扱いができる。さらに,関数を微分する操作や積分する操作を関数から関数への対応と考え,このような対応を作用素,または演算子という。このようにベクトル算法と収束概念の定義された空間の構造や,その空間における作用素の性質を一般的に調べることにより,従来は別個のものと考えられてそれぞれの方法で取り扱われていたいくつかの理論が,統一された簡単な方法で,より一般的に扱われるようになり,また他方において,多くの新しい事実を導くことができるようになった。…

※「作用素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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