供進(読み)キョウシン

デジタル大辞泉 「供進」の意味・読み・例文・類語

きょう‐しん【供進】

天子献上すること。
神に幣帛へいはくを奉ること。

ぐ‐しん【供進】

神仏に物を供えること。

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精選版 日本国語大辞典 「供進」の意味・読み・例文・類語

きょう‐しん【供進】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天子に献上すること。ぐしん。
    1. [初出の実例]「一刻許、供進御膳、侍臣等遍賜食」(出典紀家集(891‐911頃)一四)
    2. [その他の文献]〔北史‐王世充伝〕
  3. 神に幣帛(へいはく)を供えること。

ぐ‐しん【供進】

  1. 〘 名詞 〙 神に供え物を奉ること。
    1. [初出の実例]「其稲を以て〈略〉天子の手親(てづからみづか)ら供進して祭るを大嘗会と云」(出典:日本書紀桃源抄(15C後))

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普及版 字通 「供進」の読み・字形・画数・意味

【供進】きようしん

献上。唐・白居易〔六年秋、重ねて白蓮に題す〕詩 本(もと)是れ州供(ぐう) 今、伊水寄生のと爲る

字通「供」の項目を見る

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