依報(読み)エホウ

デジタル大辞泉 「依報」の意味・読み・例文・類語

え‐ほう【依報】

仏語過去ごうの報いとして受ける、心身のよりどころとしての国土などの環境。⇔正報しょうほう

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精選版 日本国語大辞典 「依報」の意味・読み・例文・類語

え‐ほう【依報】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。過去の行為(=業(ごう))の報いとして受ける、身の依(よ)りどころとしての国土、家屋衣食などの環境。⇔正報(しょうほう)。→依正二報(えしょうにほう)
    1. [初出の実例]「我身も依報(エホウ)山河大地屋宅雑具も、昔の物にしてかはらぬと思へども」(出典:米沢本沙石集(1283)五本)
    2. [その他の文献]〔三蔵法数‐二七〕

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