保床山古墳(読み)ほとこやまこふん

日本歴史地名大系 「保床山古墳」の解説

保床山古墳
ほとこやまこふん

[現在地名]厳原町豆酘

丘陵中腹にある横穴式古墳(二基)。昭和二三年(一九四八)東亜考古学会の調査では封土はなく、横穴式石室が二基露出し、一基の石室内は盗掘されていなかった。多数の須恵器と金銅装太刀や銅製蓋付鋺などが出土。石室は長方形で、玄室羨道の区別がなく、長さ四・三メートル、幅一・六メートル、高さ一・七メートル。須恵器はほとんどが完形品で、底は糸底式の台があり、蓋に宝珠のつまみがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android