保路同志会(読み)ほろどうしかい(その他表記)Bao-lu tong-zhi-hui; Pao-lu t`ung-chih-hui

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「保路同志会」の意味・わかりやすい解説

保路同志会
ほろどうしかい
Bao-lu tong-zhi-hui; Pao-lu t`ung-chih-hui

中国,宣統3 (1911) 年に,四川省鉄道国有反対運動 (保路運動) の中心となった団体。同年5月の鉄道国有令に対し,翌6月に結成され,鉄道国有と外国借款,外国会社による川漢鉄道 (武漢成都) 建設に反対して,商店,学校の一斉ストライキ (罷市,罷課) などの大衆運動を展開。初め立憲派郷紳が指導していたが,9月清朝が幹部を逮捕したため武装闘争に発展し,革命派は哥老会 (→会党 ) と結んで革命運動への転換を推進し,10月 10日の武昌挙兵導火線となった。

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