信用出資(読み)シンヨウシュッシ

デジタル大辞泉 「信用出資」の意味・読み・例文・類語

しんよう‐しゅっし【信用出資】

自己信用会社などに利用させることを目的とする出資民法上の組合合名会社、および合資会社無限責任社員にのみ認められる。会社の振り出す手形引き受け裏書き、会社のために物的担保を提供するなど。

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精選版 日本国語大辞典 「信用出資」の意味・読み・例文・類語

しんよう‐しゅっし【信用出資】

  1. 〘 名詞 〙 信用を利用させることによってする出資。会社のための保証、会社の振り出す手形の引き受けなど。⇔財産出資労務出資

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世界大百科事典(旧版)内の信用出資の言及

【出資】より

…出資の種類としては,財産出資(金銭出資と金銭以外の財産の出資――株式会社,有限会社ではこれをとくに現物出資という。商法168条1項5号等,有限会社法7条2号等――とがある),労務出資,信用出資がある。民法上の組合員,合名会社の社員,合資会社の無限責任社員については,財産出資のほか,労務出資,信用出資が認められる(民法667条2項,商法89条,63条5号後段,147条)が,合資会社の有限責任社員,株主,有限会社の社員,匿名組合員,協同組合の組合員等については,財産出資しか認められない(商法150条,168条1項5号,177条,542条,中小企業等協同組合法10条等)。…

※「信用出資」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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