俺等(読み)オレラ

デジタル大辞泉 「俺等」の意味・読み・例文・類語

おれ‐ら【俺等/等】

[代]一人称人代名詞。「おれ」の複数。また、単数にも用いられる。われら。おれたち。

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精選版 日本国語大辞典 「俺等」の意味・読み・例文・類語

おれ‐ら【俺等・己等・爾等】

  1. 〘 代名詞詞 〙
  2. 対称。「おれ(爾)」の複数。下位者に対して、あるいは相手をののしっていう。
    1. [初出の実例]「さらばおれら死途(しで)の山のともせよ」(出典平家物語(13C前)一一)
  3. 自称。「おれ(俺)」の複数。われら。単数にも用いられる。
    1. [初出の実例]「『いさいさ、黒戸のみちを、おれら知らぬに、教へよ』と仰せられて」(出典:類従本讚岐典侍(1108頃)下)

おん‐ら【俺等】

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「おれ」に接尾語「ら」の付いた「おれら」の変化した語 ) 自称。近世長崎の語。
    1. [初出の実例]「おんらが在所はの、奥山のててうちの、でんぐりでんぐり栗の木の」(出典:浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)長者経)

おら‐ら【俺等】

  1. 〘 代名詞詞 〙 自称。「おら」の複数。単数に用いられることもある。おらっち。
    1. [初出の実例]「おららも方方をみれども、これほど大きな所は御ざらぬ」(出典:咄本・初音草噺大鑑(1698)三)

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