偉大な社会政策(読み)いだいなしゃかいせいさく(その他表記)Great Society Policy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「偉大な社会政策」の意味・わかりやすい解説

偉大な社会政策
いだいなしゃかいせいさく
Great Society Policy

1965年1月アメリカの L.ジョンソン大統領が打出した国内政策の構想。種々の改革により経済,社会,文化,科学などの諸分野で偉大な社会をつくり上げようとするもので,貧困対策,経済的繁栄維持人種差別廃止,衛生施設や輸送機関の整備,都市計画ならびに生活環境の改善などをおもな内容としていた。しかし,ベトナム戦争による軍事支出の増加に伴い福祉政策拡充は困難となり,これらの政策構想の多くは挫折を余儀なくされた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android