偏格(読み)ヘンカク

デジタル大辞泉 「偏格」の意味・読み・例文・類語

へん‐かく【偏格】

漢詩の律詩・絶句で、五言では初句の第2字が平字ひょうじで起こされるもの。七言では初句の第2字が仄字そくじで起こされるもの。⇔正格せいかく

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精選版 日本国語大辞典 「偏格」の意味・読み・例文・類語

へん‐かく【偏格】

  1. 〘 名詞 〙 漢詩作法上の用語近体詩で、初句の第二字が平字(ひょうじ)で起こされる五言詩、および初句の第二字が仄字(そくじ)で起こされる七言詩。⇔正格。〔詩法授幼抄(1679)〕

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普及版 字通 「偏格」の読み・字形・画数・意味

【偏格】へんかく

絶句の平起式の句法。〔夢渓筆談、芸文二〕詩の第二字側入する、之れを正格と謂ひ、~第二字入する、之れを格と謂ふ。

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