健康産業(読み)けんこうさんぎょう

百科事典マイペディア 「健康産業」の意味・わかりやすい解説

健康産業【けんこうさんぎょう】

狭義には医療機器などの健康関連機器,フィットネスクラブに代表される健康関連施設,ビタミン剤や無農薬野菜などの健康食品の三つの分野を指すが,健康志向の高まりや高齢化社会への対応から,スポーツ関連,レジャー関連,情報関連などさまざまな分野に市場は拡大している。また,新しい医薬品や医療技術,鍼灸整体,衛生的な野菜を生産する野菜工場電子血圧計体脂肪計といった健康管理グッズ,さらにそれらを支える新素材,バイオ関連技術の開発なども健康産業を構成する一分野とみなすことができる。市場規模は約3兆円。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「健康産業」の意味・わかりやすい解説

健康産業
けんこうさんぎょう
healthcare industry

健康管理や健康促進などを目的とする財・サービスを提供する産業。医療行為とは異なり,健康の維持・向上をはかるもので,各種健康食品や健康機器の製造・販売,検診サービスや健康相談サービス,指圧マッサージやゲルマニウム温浴などの民間療法が主である。予防医学的な見地からフィットネスクラブやサウナ風呂などの余暇・レジャー分野の各種業種を含めることもある。生活水準の向上や労働時間の短縮,高齢化社会などを背景として,着実に市場拡大を続けてきている。

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