コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

偽経 ぎきょうwei-jing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

偽経
ぎきょう
wei-jing

疑経,疑似経典ともいう。仏教がインドから中国に伝わると,道教徒と仏教徒が対抗して争い,みずからの優位性を立証しようと,両者の側で多くの経典が偽作された。あるいはまた,仏典漢訳の際に,中国思想を多く盛込んだ経典も出現した。あとになって,仏教経典の目録作者は,それらを偽経あるいは疑似経典と呼び,インド伝来の仏典とは区別し,経録から除外した。しかし,偽経の内容は中国人の意識をよく表現しているとみられ,近年はその学術的価値が見直されている。代表的偽経としては,『老子化胡経』が名高い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ぎ‐きょう〔‐キヤウ〕【偽経】

西域や中国・日本などで俗信や正統仏教とは別の思想を取り入れて偽作された経典。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

ぎきょう【偽経】

インドで撰述された仏典に対して、中国で作られた仏典の称。
後世に偽作した経典。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

偽経の関連キーワード十王(亡者を裁く10人の王)孔子改制考漢訳大蔵経父母恩重経賽の河原八大童子拈華微笑三途の川盂蘭盆経梵網経継子話康有為楞厳経仁王経十王経円覚経十王図西域廖平等覚

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android