傾危(読み)ケイキ

デジタル大辞泉 「傾危」の意味・読み・例文・類語

けい‐き【傾危】

[名](スル)傾いてあぶないこと。
「―の際、老いても一門支柱となれる入道相国は折柄怪しき病いに死し」〈樗牛滝口入道

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精選版 日本国語大辞典 「傾危」の意味・読み・例文・類語

けい‐き【傾危】

  1. 〘 名詞 〙 あぶなげに傾いていること。かたむいてあぶないこと。
    1. [初出の実例]「梁棟者取於直、不橈而傾危」(出典本朝文粋(1060頃)一・兎裘賦〈兼明親王〉)
    2. 「殿舎傾危し、楼閣荒廃して」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    3. [その他の文献]〔漢書‐楚元王伝〕

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普及版 字通 「傾危」の読み・字形・画数・意味

【傾危】けいき

危うい。危険。〔史記張儀伝論賛〕太曰く、張儀の行事は、秦よりも甚だし。~之れをするに、此の兩人は眞に傾の士なるかな。

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