デジタル大辞泉 「傾向性」の意味・読み・例文・類語 けいこう‐せい〔ケイカウ‐〕【傾向性】 《〈ドイツ〉Neigung》1 倫理学で、広義には性向の意。カントでは習慣的になった感覚的欲望の意で、これに基づく行為にはたとえ道徳法則と外面上合致しても道徳的価値はないとされ、理性と対立する。2 心理学で、ある一定の刺激に対して一定の反応を示す有機体の性向の意。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「傾向性」の意味・読み・例文・類語 けいこう‐せいケイカウ‥【傾向性】 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Neigung の訳語 ) 倫理学で、一般には特定の感情や欲望を引き起こさせる性向をいう。カントでは、習慣的感性的欲望をさし、これに基づく行為は、道徳法則に合致していても道徳性はないとした。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例