僻在(読み)ヘキザイ

デジタル大辞泉 「僻在」の意味・読み・例文・類語

へき‐ざい【×僻在】

[名](スル)都会から遠く離れた所にあること。僻遠の地にいること。
大海陲浜すいひんに―して」〈菊亭香水・世路日記〉

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精選版 日本国語大辞典 「僻在」の意味・読み・例文・類語

へき‐ざい【僻在】

  1. 〘 名詞 〙 都や文化中心から遠く離れた所にあること。また、へんぴな場所。〔布令字弁(1868‐72)〕
    1. [初出の実例]「旧藩の儀西隅に僻在(ヘキサイ)し」(出典:新聞雑誌‐一一号・明治四年(1871)八月)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公一二年〕

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普及版 字通 「僻在」の読み・字形・画数・意味

【僻在】へきざい

辺地にいる。漢・王褒〔聖主賢臣を得るの頌〕今、臣、西蜀に僻在し、窮の中に生まれ、茨(ほうし)の下に長ず。游廣覽の知ること無く、(た)だ至愚極陋の累(るい)のみり。

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