儒術(読み)じゅじゅつ

精選版 日本国語大辞典 「儒術」の意味・読み・例文・類語

じゅ‐じゅつ【儒術】

  1. 〘 名詞 〙 儒者の道。儒教の道。儒学
    1. [初出の実例]「伝貴種而重儒術、北海之劉睦同誉」(出典:詩序集(1133頃)蔭花調雅琴詩序〈藤原明衡〉)
    2. 「教化を興し世道を治するは儒術の鴻なる猷を以てこそ克賛(たすく)るものよ」(出典:史記抄(1477)一六)
    3. [その他の文献]〔史記‐封禅書〕

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普及版 字通 「儒術」の読み・字形・画数・意味

【儒術】じゆじゆつ

儒学。儒の方法。漢・劉向〔校戦国策書録〕上に天子無く、下に方伯無し。力(征)して強を爭ひ、を右と爲す。~故に孟子・孫子)儒の士、世に捐せられ、游謀の徒、俗に貴ばる。

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世界大百科事典(旧版)内の儒術の言及

【武帝】より

…竇太后の死後,黄老刑名および百家の言をしりぞけ,朝廷に文学・儒者数百人を招くなど儒家進出の基盤を成立させた。しかし,当時の儒教は,根本に法術があり,それを儒教によって縁飾りした儒術と称されるものである。したがって,政情は法家の色彩が濃厚であり,張湯など酷吏の活躍を促した。…

※「儒術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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