優婆塞の宮(読み)ウバソクノミヤ

デジタル大辞泉 「優婆塞の宮」の意味・読み・例文・類語

うばそく‐の‐みや【優婆塞の宮】

在俗のまま戒を受けて仏弟子となった親王の意》源氏物語登場人物桐壺きりつぼの第8皇子で、光源氏異母弟優婆塞として宇治に住み、宇治八の宮と呼ばれた。宇治の大君おおいぎみらの父。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「優婆塞の宮」の意味・読み・例文・類語

うばそく【優婆塞】 の 宮(みや)

  1. 在家のままで、出家と同じような仏道修行をしている親王、内親王女院
    1. [初出の実例]「喜撰が住し宇治山に優婆塞の宮の移て」(出典:宴曲・宴曲集(1296頃)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android