優婆塞の宮(読み)ウバソクノミヤ

デジタル大辞泉 「優婆塞の宮」の意味・読み・例文・類語

うばそく‐の‐みや【優婆塞の宮】

在俗のまま戒を受けて仏弟子となった親王の意》源氏物語登場人物桐壺きりつぼの第8皇子で、光源氏異母弟優婆塞として宇治に住み、宇治八の宮と呼ばれた。宇治の大君おおいぎみらの父。

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精選版 日本国語大辞典 「優婆塞の宮」の意味・読み・例文・類語

うばそく【優婆塞】 の 宮(みや)

  1. 在家のままで、出家と同じような仏道修行をしている親王、内親王女院
    1. [初出の実例]「喜撰が住し宇治山に優婆塞の宮の移て」(出典:宴曲・宴曲集(1296頃)五)

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