元稲荷古墳(読み)もといなりこふん

日本歴史地名大系 「元稲荷古墳」の解説

元稲荷古墳
もといなりこふん

[現在地名]向日市向日町 北山

向日丘陵の最南端、標高五六メートル前後の、南へ緩やかに傾斜する尾根上にあり、南南西に面する前方後方墳

北一〇〇メートルに北山きたやま古墳、南東五〇メートルに当古墳の陪塚と考えられる稲荷いなりしや古墳がある。また古墳の封土中から、弥生中期から後期の土器が出土し、古墳造営前に高地性集落(北山遺跡)のあったことが知られている。元稲荷という名は、近年まで前方部墳頂に稲荷社が祀られていたことによる。墳丘全体は現在勝山かつやま公園の中にあり保存されているが、後方部には貯水槽が設けられ、主体部が破壊されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「元稲荷古墳」の意味・わかりやすい解説

元稲荷古墳
もといなりこふん

京都府向日(むこう)市向日町北山、長岡(向日)丘陵の最南端にある前期の前方後方墳。全長94メートル。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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