光差(読み)コウサ(その他表記)light-time

デジタル大辞泉 「光差」の意味・読み・例文・類語

こう‐さ〔クワウ‐〕【光差】

天体から出た光が地球に達するまでの時間太陽の光差は499.004782秒で、天文学基本定数の一。

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精選版 日本国語大辞典 「光差」の意味・読み・例文・類語

こう‐さクヮウ‥【光差】

  1. 〘 名詞 〙 ある天体に一つ現象が起こった実際時刻と、その現象を地球上で観察する時刻との差。ある天体から発した光が地球に達するのに要する時間で表わす。特に光が一天文単位距離を進むのに要する時間をいう場合もある。

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改訂新版 世界大百科事典 「光差」の意味・わかりやすい解説

光差 (こうさ)
light-time

天体から出た光が地球に届くまでの時間間隔。太陽と地球の平均距離である1天文単位を光が通り過ぎる光差は天文学の基本常数の一つであるが,金星などのレーダー観測から求められた499.004782秒が1976年の国際天文学連合の公式採用値となった。kmで表した1天文単位の長さは,これまでの光学的な望遠鏡の位置観測の結果からでは,有効数字が6桁程度の精度のものしか求められなかったが,光の速度を299792.458km/sとすると,上記の数値から太陽と地球の平均距離(すなわち天文単位)は1億4959万7870kmとなる。太陽以外の他の惑星と地球との光差は,天文単位で示したその距離と1天文単位に対する光差をかけて求められる。
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百科事典マイペディア 「光差」の意味・わかりやすい解説

光差【こうさ】

ある天体から出た光が地球に達するまでの時間。太陽から地球までの平均距離(1天文単位)を光が通過するのに要する時間は天文学の基本定数の一つで,499.004782秒。

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