光還元(読み)ヒカリカンゲン

化学辞典 第2版 「光還元」の解説

光還元
コウカンゲン
photoreduction

光の吸収によって起こる還元.通常反応で還元されない物質でも,光を吸収することによって生じた励起分子などのため,還元反応が起こることがある.たとえば,チオニンやメチレンブルーは Fe2+ により還元されないが,光の照射により容易に還元される.ケトン類やアクリジンなどは,光の吸収によって生じるビラジカルが,他分子より水素原子を引き抜き遊離基となり,さらに遊離基の反応によりアルコールや9,10-ジヒドロアクジンなどに還元される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む