光風霽月(読み)コウフウセイゲツ

デジタル大辞泉 「光風霽月」の意味・読み・例文・類語

こうふう‐せいげつ〔クワウフウ‐〕【光風×霽月】

《「宋史周敦頤伝から》さわやかな風とさえわたった月。黄庭堅こうていけん周敦頤しゅうとんい人柄をほめた言葉で、性質がさっぱりとしていて、わだかまりがないこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「光風霽月」の意味・読み・例文・類語

こうふう‐せいげつクヮウフウ‥【光風霽月】

  1. 〘 名詞 〙 さわやかな風と晴れわたった月。中国、宋の黄庭堅が周敦頤の人柄を評した語で、性質が高明でわだかまりがなくさっぱりした様子形容に用いる。
    1. [初出の実例]「光風霽月映清秋。把手何妨暫倚楼」(出典空華集(1359‐68頃)九・次韻送陵上人)
    2. [その他の文献]〔宋史‐周敦頤伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「光風霽月」の解説

光風霽月

さわやかな風と晴れわたった月。中国、宋のこうていけんしゅうとんの人柄を評した語で、性質が高明でわだかまりがなくさっぱりした様子の形容に用いる。

[使用例] 明日から光風霽月の天地に呼吸するのであるという希望のために励まされて[尾崎紅葉多情多恨|1896]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android