兜頭巾(読み)カブトズキン

デジタル大辞泉 「兜頭巾」の意味・読み・例文・類語

かぶと‐ずきん〔‐ヅキン〕【×兜頭巾】

江戸時代火事装束の一。騎馬武士がかぶった兜形頭巾で、しころ部分羅紗ラシャで作り、金糸などで縫い取りを施したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「兜頭巾」の意味・読み・例文・類語

かぶと‐ずきん‥ヅキン【兜頭巾】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代の火事装束の一種火消しの際、馬に乗った武士がかぶった頭巾。形が兜に似ているところからいう。
    1. 兜頭巾〈守貞漫稿〉
      兜頭巾〈守貞漫稿〉
    2. [初出の実例]「しらなへし花のふぶきの信濃なる〈信徳〉 甲頭巾に駒いばふ春〈芭蕉〉」(出典:俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678))

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