入地村(読み)いりじむら

日本歴史地名大系 「入地村」の解説

入地村
いりじむら

[現在地名]朝倉町入地

筑後川の右岸上大庭かみおおば村・下大庭村の東に位置し、北は下座げざ三奈木みなぎ(現甘木市)など。村域は南北に長い地形で台地から平野部にわたる。村内の黒島くろしまは中世黒島庄の遺称地と考えられる。「続風土記」によれば村内に座禅寺ざぜんじ村・なか町があった。中町日田街道に沿い(正保国絵図)町立てされていた(地理全誌)。小早川時代の指出前之帳では入地村の田三一町余(分米三〇三石余)・畠五四町六反余(分大豆三九二石余)

入地村
いれじむら

[現在地名]龍ケ崎市入地町

稲敷いなしき沖積低地にあり、北は稲荷いなり新田、西は中島なかじま村。古くは若柴わかしば村に属したが、正保(一六四四―四八)以後分村と伝える(新編常陸国誌)元禄郷帳の村高は一五八石余、嘉永六年(一八五三)は一五〇石余(「常陸国村高村名郡付覚帳」塚本家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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