入大門(読み)いりだいもん

日本歴史地名大系 「入大門」の解説

入大門
いりだいもん

[現在地名]長門町大字大門

大門村の南部に位置し、諏訪と小県とを結ぶ古道(現主要地方道上田―茅野ちの線)に沿う集落中世から大門村の本郷にあたる。永禄四年(一五六一)武田信玄は、長窪(現長門町大字古町)・大門あてに「右如此の印判にあらすハ、一切伝馬をいたす遍可ら須」(清水家文書)と朱印状を与えているから、武田氏の宿駅でもあった。

天正九年(一五八一)二月武田勝頼は、大門郷あてに伝馬「定」(諸州古文書)を出した。伝馬を提供する伝馬勤仕衆一七名と印判衆三名を定め、

<資料は省略されています>

など八ヵ条に及んだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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