入破(読み)じゅは

精選版 日本国語大辞典 「入破」の意味・読み・例文・類語

じゅは【入破】

  1. 雅楽大曲春鶯囀(しゅんのうでん)」の一楽章。春鶯囀一具(遊声・序・颯踏・入破・鳥声(てっしょう)・急声(きっしょう))の一つ舞楽では壱越(いちこつ)調であるが、管弦では双調のものも演奏される。〔楽家録(1690)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「入破」の読み・字形・画数・意味

【入破】にゆう(にふ)は

唐・宋の大曲において散序・中序・破の三段あり、入破は終曲急調子合奏に入ることをいう。唐・白居易〔臥して法曲霓裳を聴く〕詩 (もうろう)たる閑、初めてるの後 宛轉(ゑんてん)たる柔聲、入破の時

字通「入」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android