山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説
全国労働連合(CNT)〔スペイン〕(ぜんこくろうどうれんごう(シーエヌーティー))
Confederación Nacional del Trabajo
1910年創立のアナーキスト系労働組合。直接行動の重視,革命的組合主義,国家との政治的結びつきの排除などをうたい,各地域組織の自治を尊重。社会労働党系組合をしのぐ勢力となり,特にカタルニャでは圧倒的な力を持った。スペイン内戦下,社会革命の遂行を訴え,伝統的政治方針を捨てて入閣。これにより組織内部に分裂が起き,弱体化した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報