八丈町(読み)はちじようまち

日本歴史地名大系 「八丈町」の解説

八丈町
はちじようまち

面積:七二・六二平方キロ

八丈島(八丈小島)の二島からなり、江戸時代には八丈島が三根みつね村・大賀おおか郷・樫立かしたて村・中之なかの郷・末吉すえよし村の五ヵ村、小島宇津木うつき村・鳥打とりうち村の二ヵ村で構成されていた。明治四一年(一九〇八)大島・八丈島に島嶼町村制が施行され、大賀郷大賀郷おおかごう村、中之郷中之郷なかのごう村と改称。大正一二年(一九二三)小島を含む伊豆諸島全域に島嶼町村制が適用される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「八丈町」の意味・わかりやすい解説

八丈〔町〕
はちじょう

東京都,伊豆諸島南部の八丈島と西の沖合い八丈小島から成る町。八丈支庁に属する。 1954年三根,樫立,中之郷,末吉,鳥打の5村が合体し八丈村となる。 55年大賀郷村,宇津木村編入し町制施行。八丈島はかつては流刑地であった。気候は温暖多雨で,亜熱帯性植物が生育ヘゴ (木生シダ) 自生北限地帯は天然記念物に指定されている。町域のほぼ中央に,ヘゴ,タコノキフェニックス,ゴムノキなどが茂る都立八丈植物公園がある。観葉植物や花卉の栽培,漁業が行われる。黄八丈特産。八丈小島は全戸離島し現在は無人島。島南東部のハマオモト群落は,都の天然記念物。町全域が富士箱根伊豆国立公園に属する。東京との間に定期航空路,定期航路がある。面積 72.23km2。人口 7042(2020)。

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