八代集抄(読み)ハチダイシュウショウ

デジタル大辞泉 「八代集抄」の意味・読み・例文・類語

はちだいしゅうしょう〔ハチダイシフセウ〕【八代集抄】

江戸前期の注釈書。108巻50冊。北村季吟著。天和2年(1682)刊。八代集本文を校定し、歌集解題、各歌の略解作者略伝を記述したもの。

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精選版 日本国語大辞典 「八代集抄」の意味・読み・例文・類語

はちだいしゅうしょうハチダイシフセウ【八代集抄】

  1. 江戸前期の註釈書。一〇八巻五〇冊。北村季吟著。天和二年(一六八二)刊。八代集について、肖柏(しょうはく)校本底本古写本を参照して異同を校定し、歌集の解題・歌の略解・作者の略伝を記したもの。

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世界大百科事典(旧版)内の八代集抄の言及

【古今和歌集】より

…内容は必ずしも高くないが,朗詠の譜や歌会の故実などまで広く含み,戦後乱世を通じて学芸の保持,伝達に果たした役割は大きい。中世の研究は北村季吟《八代集抄》(1679‐81成立)に総括され,近世の研究に基礎を提供した。契沖の《古今余材抄》(1692成立)は近世的な科学的研究を開始した重要な研究であり,本居宣長《古今和歌集遠鏡(とおかがみ)》(1794成立)は最初の口語訳である。…

※「八代集抄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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