本醸造酒(読み)ホンジョウゾウシュ

デジタル大辞泉 「本醸造酒」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「本醸造酒」の意味・読み・例文・類語

ほん‐じょうぞうしゅ‥ヂャウザウシュ【本醸造酒】

  1. 〘 名詞 〙 醸造用アルコールの使用量が白米一トンあたり一二〇リットル以下で、糖類を使用しない清酒。

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飲み物がわかる辞典 「本醸造酒」の解説

ほんじょうぞうしゅ【本醸造酒】


清酒の特定名称一つで、精米歩合70%以下の白米、米麹、醸造アルコールを原料とし、香味・色沢が良好なもの。醸造アルコールは白米の重量の10%以下と定められている。一般に、純米酒よりも淡麗でまろやかな味わいが特徴で、冷やにも燗にも向く。本醸造酒のなかでも精米歩合60%以下にしたものまたは特別な製造方法でつくられたものは「特別本醸造酒」と表示することができる。

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世界大百科事典(旧版)内の本醸造酒の言及

【清酒】より


[製品の表示と級別]
 現在市販されている清酒には,日本酒造組合中央会の自主規格による内容が表示されている。すなわち〈純米酒〉とは米,米こうじのみでつくったもの,〈原酒〉は搾ったのち加水しないもの,〈生一本(きいつぽん)〉は純米の原酒で自社で醸出したもの,〈本醸造酒〉は前述のアル添仕込法で製造したものであるが,在来行われていた程度のアルコール使用量以下(白米1tあたり100%アルコール120l以下)のものをいう。また,〈吟醸酒〉は60%以下の精白米を使用し,低温発酵させた純米酒または本醸造酒,〈秘蔵酒〉は5年以上貯蔵熟成させたものをいう。…

※「本醸造酒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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