八重生(読み)やえなり

精選版 日本国語大辞典 「八重生」の意味・読み・例文・類語

やえ‐なりやへ‥【八重生】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一本の草木に実がいくつも重なるようになること。また、その草木。
  3. マメ科一年草。インド原産で、古く中国を経て渡来し、栽培される。高さ三〇~八〇センチメートル。全体に粗毛散布。葉は三出複葉。小葉は卵形。豆果は線形黒褐色の粗毛が生え、内に数種子を含む。種子はアズキに似ているがやや小さく、エナメル状の光沢があり、緑色または黄褐色のものが多い。種子で餡やもやしを作り、粉は、はるさめ原料とする。一つ株にたくさんの豆果を結ぶところからの名。ぶんどう。まさめ。あおあずき。りょくず。りょくとう。《 季語・秋 》 〔訓蒙図彙(1666)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「八重生」の解説

八重生 (ヤエナリ)

植物。マメ科の一年草,園芸植物リョクトウ別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android