六博(読み)ロクハク

デジタル大辞泉 「六博」の意味・読み・例文・類語

ろく‐はく【六博】

《一から六までの数があるところから》さいころ。また、さいの目。

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精選版 日本国語大辞典 「六博」の意味・読み・例文・類語

ろく‐はく【六博】

〘名〙 (一から六までの数があるところから) 采(さい)の目。また、さいころ。〔淮南子‐兵略訓〕

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普及版 字通 「六博」の読み・字形・画数・意味

【六博】りくはく

博奕の具。双六の類。〔戦国策斉一〕臨(りんし)(斉都)甚だ富みて實(ゆた)かなり。其の民、を吹き瑟を鼓し、ち琴を彈き、を鬪はせ犬を走らせ、六鞠(たふきく)せざる無し。

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改訂新版 世界大百科事典 「六博」の意味・わかりやすい解説

六博 (りくはく)
liù bó

中国古代の双六(すごろく)の類の盤上遊戯。その起源は,他の盤上遊戯同様,占卜と関係があったと思われる。6本の細長い箸(ちよ)(さいころの類)を投げ,その出た目によって局(碁盤)の上で棊(き)(こま)を動かして勝負を決める。棊は短い角柱状で,6個ずつ白と黒に分かれ,計12個あった。具体的な動かし方は不明。春秋戦国のころから行われ,漢代に入って最も流行した。近年各地墳墓から各種の六博の遊具が出土しているが,画像には,競技のさまを刻したものがある。
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