六拍子(読み)ロクビョウシ

デジタル大辞泉 「六拍子」の意味・読み・例文・類語

ろく‐びょうし〔‐ビヤウシ〕【六拍子】

音楽で、六つの拍を一つ単位とする拍子。ふつう、第1拍に強声部があり、第4拍が中強のアクセントとなる。
長唄囃子はやしの一。大鼓小鼓による軽快でにぎやかな鳴り物で、舞踊曲の手踊りの部分などに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「六拍子」の意味・読み・例文・類語

ろく‐びょうし‥ビャウシ【六拍子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 音楽で、強・弱・弱・中強・弱・弱のように強声部が六拍目ごとに繰り返される拍子。八分の六拍子、四分の六拍子など。
    1. [初出の実例]「シューベルトの歌曲『糸車のグレーチヘン』は六拍子であって」(出典:糸車(1935)〈寺田寅彦〉)
  3. 長唄の囃子で、小鼓と大鼓とで打ちはやす軽快な手法。手踊りなどにぎやかな時に使用。

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