六欲(読み)ロクヨク

デジタル大辞泉 「六欲」の意味・読み・例文・類語

ろく‐よく【六欲/六×慾】

仏語六根によって生じる欲望異性に対してもつ欲。色欲形貌ぎょうみょう欲・威儀姿態欲・語言音声欲・細滑(肌のなめらかさ)欲・人相欲。

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精選版 日本国語大辞典 「六欲」の意味・読み・例文・類語

ろく‐よく【六欲】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。
  2. 六根によって起こる欲。すなわち、色欲・形貌(ぎょうみょう)欲・威儀姿態欲・語言音声欲・細滑(皮膚が柔らかくなめらかなこと)欲・人相欲の総称。〔往生要集(984‐985)〕
  3. ろくよくてん(六欲天)」の略。
    1. [初出の実例]「六欲四禅の王位に」(出典:発心集(1216頃か)五)

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普及版 字通 「六欲」の読み・字形・画数・意味

【六欲】りくよく

人間六つの生来的な欲望。

字通「六」の項目を見る

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