山川 日本史小辞典 改訂新版 「共産党幹部追放」の解説
共産党幹部追放
きょうさんとうかんぶついほう
1950年(昭和25)6月6日の連合国軍最高司令官マッカーサーの指令による共産党幹部の公職追放。同年1月コミンフォルムから平和革命論を批判された共産党は,反帝民族独立闘争方針を採択したが,徳田球一ら主流派と志賀義雄・宮本顕治らの国際派に分裂。マッカーサーはこの両者を「民主主義の破壊者」として中央委員全24人を公職から追放。翌日「アカハタ」編集局幹部17人も追放。労働運動でのレッドパージの先駆となる。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報