兵庫奉行(読み)ヒョウゴブギョウ

デジタル大辞泉 「兵庫奉行」の意味・読み・例文・類語

ひょうご‐ぶぎょう〔ヒヤウゴブギヤウ〕【兵庫奉行】

江戸幕府職名遠国奉行の一。旗本を任命し、摂津兵庫に駐在して外国貿易事務をつかさどった。元治元年(1864)設置

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精選版 日本国語大辞典 「兵庫奉行」の意味・読み・例文・類語

ひょうご‐ぶぎょうヒャウゴブギャウ【兵庫奉行】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府の遠国奉行の一つ。摂津国兵庫(兵庫県神戸市)に駐在し、主として外国貿易に関する事務をつかさどった。堺奉行次席に班し、芙蓉の間詰とし、高千石に、役料は初め現米六百石であったが、慶応三年(一八六七)九月以後は役高を廃止し、金三千両を給せられた。元治元年(一八六四)一一月に初めて置き、慶応元年(一八六五)一一月兵庫の開港を止めた時に一時廃されたが、同三年六月再び開港に及んでまた置いた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「兵庫奉行」の意味・わかりやすい解説

兵庫奉行
ひょうごぶぎょう

江戸幕府の職名。老中支配の遠国奉行の一つで,旗本が任じられた。元治1 (1864) 年兵庫開港に際し,外国貿易,市中取締りのため設けられたが,開港中止のため,翌年廃止されたが,慶応3 (67) 年開港のため再び設けられた。

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