内山盆地(読み)うちやまぼんち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「内山盆地」の意味・わかりやすい解説

内山盆地
うちやまぼんち

愛媛県西部、肱(ひじ)川北部の支流小田川中山川の下流域盆地。周辺には洪積台地が広く分布し、とくに内子(うちこ)町のそれは小田川の河川争奪によって形成されたものである。藩政時代から近隣物資集散地として栄え、特産物として内子の木蝋(もくろう)、五十崎(いかざき)の和紙生産がある。

[深石一夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内山盆地」の意味・わかりやすい解説

内山盆地
うちやまぼんち

愛媛県中部,肱川の支流小田川の流域を中心とした盆地。内子町伊予市南東部を含む。 1986年3月 JR予讃線向井原 (伊予市) と内子町を結ぶ内子線開通クリ産地として有名。

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世界大百科事典(旧版)内の内山盆地の言及

【対馬】より

…全島にわたって険しい山々が連なるが,山頂部には平たん面がみられ,山地は隆起準平原と考えられる。北部の御岳(みたけ)(479m)や香ノ木(こうのき)山(307m)は準平原上に突出した残丘であり,南部の内山盆地は,貫入した花コウ岩が浸食され盆地が形成されたものである。海岸は浅茅湾に標識的にみられるリアス海岸である。…

※「内山盆地」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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