内水氾濫(読み)ナイスイハンラン

デジタル大辞泉 「内水氾濫」の意味・読み・例文・類語

ないすい‐はんらん【内水氾濫】

市街地農地に降った雨水内水)が地表にあふれること。外水氾濫に対する語。下水道側溝の排水能力を超える多量の雨が降ったり、河川水位が上昇して下水道等から河川に排水できなくなったときに起こる。前者を氾濫型、後者湛水たんすい型と呼ぶ。

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共同通信ニュース用語解説 「内水氾濫」の解説

内水氾濫

下水道や水路の排水能力を超えた雨が降ったり、排水先の河川の水位が高くなったりして、行き場をなくした雨水が市街地にあふれる災害。河川の堤防が決壊するなどの「外水氾濫」と比べて発生頻度が高く、降り始めから短時間で被害が出るのが特徴。川から離れた地区でも浸水が起きる。最近では2019年10月の台風19号や、20年7月の豪雨で大きな被害が出た。排水ポンプや貯留施設の整備といった対策が進められている。

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