円らか(読み)ツブラカ

デジタル大辞泉 「円らか」の意味・読み・例文・類語

つぶ‐らか【円らか】

[形動][文][ナリ]まるいさま。また、まるくて、かわいらしいさま。
「目を―にして口をつぐむ」〈鏡花婦系図

まろ‐らか【円らか】

[形動ナリ]まるまるとしているさま。まろやか。
かひなをさし出でたるが―にをかしげなるほども」〈宿木

つづら‐か【円らか】

[形動ナリ]驚いたり恐れたりして、目を丸くするさま。
「そこに目も―なる小法師にてついゐさせ給へるものか」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android