八角堂(読み)ハッカクドウ

デジタル大辞泉 「八角堂」の意味・読み・例文・類語

はっかく‐どう〔‐ダウ〕【八角堂】

八角形に造られた仏堂法隆寺夢殿興福寺北円堂など。多く阿弥陀仏観音菩薩かんのんぼさつなどを安置する。

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精選版 日本国語大辞典 「八角堂」の意味・読み・例文・類語

はっかく‐どう‥ダウ【八角堂】

  1. 八角堂〈奈良県法隆寺夢殿〉
    八角堂〈奈良県法隆寺夢殿〉
  2. 〘 名詞 〙 八角形に建てた宝形造りの仏堂。法隆寺の夢殿、興福寺の北円堂・南円堂など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「八角堂」の意味・わかりやすい解説

八角堂
はっかくどう

八角円堂ともいう。平面が八角形の仏堂。日本建築木材を主材料とするため,方形の平面形が主で,多宝塔の塔身が円形であるほか六角,八角のものはまれである。現存する代表的な遺構に,天平 11 (739) 年造立の法隆寺東院夢殿と天平宝字4~8 (760~764) 年に建築されたと推定される栄山寺八角堂などがある。

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