精選版 日本国語大辞典 「円頓止観」の意味・読み・例文・類語 えんどん‐しかんヱンドンシクヮン【円頓止観】 〘 名詞 〙 仏語。天台宗が修行実践法として取る、法華経にのっとった観法で、修行の階程や能力の差にかかわることなく、初めから実相を対象とし、行(修行)・証(修行の結果としての悟り)ともに円満で頓速な観法。[初出の実例]「所説の教法を学し、ゑんとんしくはんの門を望み」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)[その他の文献]〔摩訶止観‐一上〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例