再就職等監視委員会(読み)サイシュウショクトウカンシイインカイ

デジタル大辞泉 「再就職等監視委員会」の意味・読み・例文・類語

さいしゅうしょくとう‐かんしいいんかい〔サイシウシヨクトウカンシヰヰンクワイ〕【再就職等監視委員会】

官民人材交流センターが本格的に稼働する平成23年(2011)までの間、国家公務員が退職した後の再就職斡旋あっせんなどについて、管理・規制を行うために内閣府に設けられた委員会の一。国家公務員法の一部改正に伴い平成20年(2008)に設置された。
[補説]官僚天下りや、天下り先を退職した後も再就職を繰り返す「わたり5」が問題視されたことから、出身省庁による斡旋を禁止し、官民人材交流センター・再就職等監視委員会に一任されることになったが、政府内に再就職斡旋機関を置くことは天下りの容認につながるとして、規制の実効性を疑問視する見方もある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android