デジタル大辞泉
「准母」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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じゅん‐ぼ【准母】
- 〘 名詞 〙
- ① 天皇の生母に準じる立場にあることを公的に認められた女性。内親王の場合が多く、一般に皇后の称号または女院号が与えられるが、単に皇妃である場合もあり、内親王でない中宮・皇后である場合もある。
- [初出の実例]「皇嘉門院。〈藤聖子〉。崇徳后。近衛准母。法性寺関白第一女」(出典:女院小伝(1352‐1371か))
- ② 養母。
- [初出の実例]「義持、〈母贈従一位藤慶子、准母従一位業子〉」(出典:尊卑分脈(14C中‐後)清和源氏)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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准母
じゅんぼ
天皇の生母ではないが,天皇の母に準じる公的地位を認められた女性。初見は1087年(寛治元)に堀河天皇の准母に姉の媞子(ていし)内親王(郁芳門院)がなったもの。今帝の父帝嫡妻,もしくは父帝でない先代嫡妻の場合や,未婚内親王の優遇のために天皇の姉・姑(おば)がなった例がある。多くは皇后号・女院号が与えられた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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