デジタル大辞泉 「分散処理システム」の意味・読み・例文・類語 ぶんさんしょり‐システム【分散処理システム】 《distributed processing system》データの処理を、複数のコンピューターで分担して行うシステム。危険の分散や効率の向上が可能になる。銀行のオンラインシステムなど。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分散処理システム」の意味・わかりやすい解説 分散処理システムぶんさんしょりシステムdistributed processing system コンピュータの機能を複数のホストコンピュータで分割分担し実現する処理形態をもつシステム。負荷分散,並列処理,機能分散によるシステム効率の向上,冗長構成による信頼性の向上,分散データベースによる情報資源の共有化等を目的とする。コンピュータが大型化するとその処理能力は大型化の比率よりはるかに向上するという大型化の効果も限度があり,オペレーティングシステム OSの複雑化とそれによるオーバーヘッドが大きくなるという矛盾が現れてきて,必ずしもコンピュータを極端に大型化し仕事を集中化するのがよいとはかぎらないという反省から生まれた。コンピュータ・ネットワークを利用して構築される。 LANを用いた局所的なシステムからそれらを広域網を利用して結合する大規模なシステムまで種々の結合方式が実現されている。ホストシステムの持つ機能を端末側に分散させる垂直分散方式,1つの機能を複数のコンピュータに分担させる水平分散方式が代表的な分散方式である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by