所詮(読み)ショセン

デジタル大辞泉の解説

しょ‐せん【所詮】

[名]
最後に落ち着くところ。
「せっかく鳥に生まれて来ても、…なんの―もないことじゃぞ」〈賢治・二十六夜〉
仏語。経文などによって表される内容。能詮(のうせん)に対していう。
[副]
最後に行き着くところを述べるときに用いる。どうこう言っても結局は。つまるところ。多く、否定的な意味の語句を伴って用いる。「所詮かなわぬ夢」「生意気を言っても、所詮は子供だ」
(命令・意志を表す語句を伴って)こうなったうえは。それでは。
「―こなたの念仏をば留め候ふべし」〈謡・隅田川

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しょせん【所詮】

( 副 )
あれこれ努力してみたが、結局のところ。あれこれ考えたりした結論として。結局。 「 -高嶺たかねの花だ」 「 -負けは負けだ」
( 名 )
〘仏〙 言葉や文章・教えなどで表される意義・内容。 ⇔ 能詮
最後に行きつくところ。 「なむあみだぶつばかり-たるべしと思ひさだめて/一遍上人語録」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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