分隊(読み)ブンタイ

デジタル大辞泉 「分隊」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐たい【分隊】

本隊から分かれた隊。
軍隊の編制単位の一。旧日本陸軍では小隊下位、指揮上の最小単位。旧日本海軍では陸軍の中隊に相当。
[類語]支隊別働隊

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「分隊」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐たい【分隊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 軍隊をいくつかの部隊に分けること。また、その部隊。本隊から分かれた隊。
    1. [初出の実例]「市中為取締、昼夜分隊致し」(出典続徳川実紀‐慶応三年(1867)一〇月二三日)
  3. 旧日本陸海軍の編成単位の一つ。旧日本陸軍では小隊の下位におかれる指揮上の最小単位。旧日本海軍では陸軍の中隊に相当するもの。
    1. [初出の実例]「分隊長は分隊を指揮する為」(出典:歩兵操典(1928)第一二二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分隊」の意味・わかりやすい解説

分隊
ぶんたい
squad; section

軍隊組織の構成単位の一つ。陸軍の部隊編制における最小単位で,下士官が通常指揮した。いくつかの分隊で小隊を形成する。時代,国により1分隊の兵員数には多少増減があるが,第2次世界大戦後のアメリカ陸軍部隊編制法によると,約 20人で1分隊,50人で1小隊となっている。なお日本の旧海軍の場合は旧陸軍の中隊に相当したが,人事教育などのための単位で,戦闘編制上の単位ではない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android